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2024.08.30 静電気

静電気対策マットについて

概要

静電気対策床材とは?あなたの身の回りの静電気を防ぐ、頼もしい味方!

静電気対策床材って、どんなもの?

導電マットとは、人体に帯電した静電気を安全に大地に逃がすために作られたマットのことです。

主に、電子部品の製造現場や、静電気による火花が危険な場所などで使用されます。

 

静電気対策床材の役割

静電気対策床材、例えば導電マットは、主に工場や研究室、病院など、静電気が発生しやすい場所で利用されます。

このマットは、人が触れると、人体に体に溜まった静電気を少しずつ地面(床)に逃がしてくれる働きがあるんです。

まるで、静電気の逃げ場を作ってくれるようなイメージですね。

 

なぜ静電気対策床材が必要なの?

 

  • 静電気対策

電子部品の製造現場では、静電気によって部品が破損したり、誤動作を起こしたりする可能性があります。

導電マットは、作業者の体をアースし、静電気を除去することで、これらの問題を防ぎます。

 

  • 火花防止

ガソリンスタンドや爆発物を取り扱う場所などでは、静電気による火花が引火し、火災や爆発の原因となることがあります。

導電マットは、火花を発生させにくい環境を作り出すことで、安全性を確保します。

 

  • 製品の品質を守る

半導体製造や精密機器の組み立てなど、製品の品質に影響を与える可能性があります。

他にも研究室やクリーンルーム等の環境で使用されることもあり、静電気の管理が重要な要素となる環境で、静電気対策された床材が適している場合もございます。

 

導電性床材の種類

  • 導電性マット

一般的に使われているもので、導電性のゴムや樹脂で作られています、

 

  • 導電性塗料

既存の床に塗って、導電性を付与することができます。

 

 

静電気対策床材を選ぶポイント

 

  • 場所

工場、研究室、病院など、場所によって必要な性能が異なります。

 

  • 目的

静電気を完全に除去したいのか、それとも、ある程度のレベルに抑えたいのかによって、選ぶべき製品が変わります。

 

  • 耐久性

耐摩耗性や耐薬品性など、使用環境に合わせて選ぶ必要があります。

 

<静電気対策された工程の例>

静電気対策床材の主な用途

導電性マットと呼ばれるような静電気対策床材は、私たちの身の回りにある様々な場所で活躍している、とても便利なアイテムです。

では、具体的にどのような場所で、どんな風に役立っているのか、詳しく見ていきましょう。

 

  1. 静電気防止

導電性マットの一番の役割は、静電気によるトラブルを防ぐことです。

 

  • 工場の作業場

特に精密機器を扱う工場では、静電気によって製品が故障してしまうことがあります。

導電性マットを敷くことで、人が触れたときに発生する静電気を逃がし、製品を守ります。

 

  • クリーンルーム

半導体や液晶パネルを作るクリーンルームでは、微量のホコリや静電気も製品の品質に大きく影響します。

導電性マットは、このような場所で、静電気による汚染を防ぐために必要とされます。

2.クリーンルームなど

導電性マットは、静電気の管理が特に重要となるクリーンルームや研究室でも広く利用されています。(クリーンルームで使用される場合は、クリーンルーム仕様に適している導電マットをご使用いただくことをお勧めいたします。)

  • 研究室

精密機器を使用する研究室では、静電気によって正確な実験データが取れない可能性があります。

導電性マットを敷くことで、実験環境を安定させ、正確なデータを得ることに活躍します。

 

  • 病院

医療機器の誤動作を防ぐために、静電気対策が求められます。

導電性マットは、手術室や検査室など、静電気の影響を受けやすい場所で利用されることがあります。

静電気対策床材(導電マット)の仕組み

静電気対策床材(導電マット)の仕組みを解説!

静電気対策床材は、一見すると普通のマットのようですが、実はとても巧妙な仕組みで静電気を防いでいるんです。

 

静電気対策床材の構造

静電気対策床材は、一般的に2層以上の構造になっています。

  • 高抵抗部: 静電気が最初に触れる部分です。この部分では、静電気を溜め込む役割があります。
  • 低抵抗部: 高抵抗部で溜まった静電気を、素早く大地に流すための部分です。

 

静電気を逃がす仕組み

1.静電気が高抵抗部にたまる

まず、人が導電性マットに触れると、体から静電気が高抵抗部に移動します。

 

2.低抵抗部へ移動

高抵抗部にたまった静電気が、導電性の低い部分から高い部分へ移動しようとする性質を利用して、低抵抗部へと移動します。

 

3.大地へ放出

低抵抗部から、床やアース線を通して大地へと静電気が放出されます。

 

なぜ2層構造なの?

2層構造にすることで、静電気を効率的に逃がすことができます。

  • 高抵抗部: 静電気を一時的に溜めることで、急激な放電を防ぎ、機器へのダメージを軽減します。
  • 低抵抗部: 溜まった静電気をスムーズに大地へ逃がし、静電気を残しません。

 

 

静電気対策床材について、用途別ご提案例

エレフィールフロアーR

  • 特徴:高い導電性

IEC61340-5-1/5-2の厳しい基準をクリアした高い導電性能を持っています。

 

  • 耐久性抜群

補強用クロスやガラス織布を採用しており、長期間安心して使用できます。

 

  • 様々な環境に対応

半導体工場やクリーンルームなど、高度な静電気対策が求められる環境に最適です。

 

  • おすすめの用途

半導体・電子部品の製造現場
クリーンルーム
精密機器を取り扱う工場

 

 

ステップマットSK

 

  • 特徴

手軽に使える

比較的薄手で、様々な場所に簡単に敷くことができます。

 

  • 多様な用途

オフィスや家庭など、幅広い場所で利用できます。

 

  • コストパフォーマンス

高機能でありながら、コストパフォーマンスに優れています。

 

  • おすすめの用途

静電気によるレジスタ-やキャッシュディスペンサ-の誤動作防止
パソコンディスプレイの静電気の電撃ショック防止
車のフロア-マット
オフィス入り口等

 

  • 抵抗値
    表面電気抵抗値:3×10の4乗Ω/口
    人体帯電圧:0.1kv未満
    ※上記データは測定データであり、品質保証テータではありません。

 

 

静電気対策床材を使う上での注意点とデメリット

静電気対策床材を効果的に使うためには、いくつかの注意点やデメリットを理解することが大切です。

 

使用上の注意点

  • 定期的な清掃

表面に油膜や汚れが付着すると、静電気防止効果が低下します。中性洗剤などで定期的に清掃を行い、清潔な状態を保ってください。

 

  • 導電経路の確保

床全体を帯電防止床材にしている場合でも、作業台や製品の保管棚など、人が触れる部分には、静電気を通す経路が必要です。

そのため、これらの場所にも導電性のマットを敷くなど、対策が必要です。

  • アースの接続

テーブルなど、導電性のない場所にマットを敷く場合は、アース線で大地に接続する必要があります。これにより、静電気が安全に大地に逃がされます。

 

 

デメリット

  • 初期費用

静電気対策床材の導入には、初期費用がかかります。

 

  • メンテナンスコスト

定期的な清掃や交換が必要となり、維持費がかかる場合があります。

 

  • 種類による制限

場所や用途によって、使用できる床材の種類が限られる場合があります。

 

静電気対策床材は、静電気によるトラブルを防ぐ上で非常に有効な手段ですが、正しく使用しないと効果が得られない場合があります。

上記に挙げた注意点を守り、適切なメンテナンスを行うことで、静電気対策床材を長く有効に活用することができます。

 

その他

  • 導電性靴の使用

静電気対策床材と併せて、導電性の靴を着用することで、より効果的な静電気対策が可能です。

弊社取扱製品について

下記様々な製品を取り扱っております。

用途によって製品を使い分けることが重要です。

詳細については各製品ページをご参照下さい。

 

 

導電性床材|エレフィールフロア-R

導電性作業台マット(汎用品)|エレフィールマットNV-R

導電性作業台マット(補強用クロス入)|エレフィールマット-R

導電性作業台マット(ハイグレード)|PFカラーセイデンマット

静電気除去マット(床用)|ステップマットSK

導電性粘着マット|STクリーンマット

導電性フロアーマット|Jフロアー

帯電防止クッションマット|ソフマット-D

 

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